今回のテーマは
『商品の価値はPOPで伝える』です
以前「接客の考え方-アコさんの場合- 6」の中で、
人が説明すると
「売り込み」
紙だと
「役に立つ情報になること」
〜をお伝えさせていただきました(→下記に記事をのせておきます)
ほとんどのお客様が
「店頭で購入を決定しているという法則」
があるそうです
藤村正宏さんのブログの中でも書かれていますが…
アコさんも実際にリアル店舗でお客様の応対をしているときにアパレルやインテリア雑貨の商品の横に置いてあるPOPを
「丁寧に見ているお客様の光景を見かけたこと」が度々あります
そのたびに…
商品についてもっと
『買う理由がもっと分かりやすく書かれていればなぁ〜』
と思うことが日頃からほんとに多く感じることが増えてきました
『商品の価値をちゃんと伝えているのか?』
という部分の思考を今回は細かく見ていきたいと思います
『POPのことを通じて』何かしら人生のヒントに
1つでもなることがあればいいなぁ〜と思って書いています✨
↓『人が説明すると「売り込み」、紙だと「役立つ情報」になること』が書かれた記事をもう一度読みたい方は下記から読んでみてください✨
(「プライスカード」と「POP」のちがいを詳しく説明しています)
↓「藤村正宏さんのAmebaブログ」は
とても参考になり「POP」のことだけではなく人生のヒントがたくさん書かれています
ぜひ、見てみてください✨
※アコさんが「接客の考え方」で参考にしている、藤村正宏さんの
「言葉」や「文章」は書籍やブログから引用しています
アコさん個人の感想や見解であり、効果や成果には個人差があります
POPで商品の価値を伝えたい方!
- 接客業を3〜5年以上経験されている方
- スーパーバイザーやチーフ、店長、サブ店長をされている方
- 商品を扱っている小売業者の方
- 右肩上がりに売り上げが上がっていくのを見たことがない方
- これからも接客業を続けていきたい方
結論 > 分かりやすくするだけで売れるような商品はある!
藤村正宏さんはブログの中で
こんな言葉を伝えています
<※引用:「藤村正宏のエクスマブログ」より>
売上げを上げるために価値を分かりやすくする
商品やサービスの価値を明確にして分かりやすい言葉で表現する
藤村 正宏
↓「藤村正宏さんのAmebaブログ」の中で2012年に
「分かりやすくするだけで売れるようになる」という題名で書かれています
藤村さんのブログを
当時のアコさんが読んでいたときに見つけたキーワード
それは…
『分かりやすい言葉にすること』
たったこれだけのことで売り上げが上がるってこと?!
本当に”たったこれだけのこと”で
実際に「3ヶ月間毎日POPを手書きで書き続けた」結果…
その当時のアパレル店で前年の同日比を127%アップで
売り上げは上がっていました!
いきなりボーンと何十万円も上がりはしなかったけど…
少しずつ徐々に売り上げが確実に
上がっていったんですよ、ウソみたいに…
⬜︎まずは…
「POPの言葉をすべて見直した」
▶️分かりにくい言葉で書かれているから反応が悪いってことに気づく✨
- 特徴が分かりにくい
- 自分に関係のある商品かが分かりにくい
- まわりくどい言い方で分かりにくい
- イメージだけ書かれていて分かりにくい
- 何を言いたいのか?が分かりにくい
⬜︎そして…
「分かりやすい言葉へ変えてみた」
▶️分かりやすい言葉で書くだけで売り上げが上がることを知った✨
(→当時のアパレルのお店で実際に使ったPOPの言葉です)
- ウエストまわりがゴムなのでお腹わまりを気にせず履けます
- 158cmのスタッフでも着丈が短くなくちょうど良いサイズです
- 仕入れ担当の藤井です。仕入れしすぎてしまいました、
買ってください!! - 147cmの私が着用してみて分かりました。
腕まわりが太い私でもゆとりがあるサイズでシルエットも
めちゃくちゃキレイで友人に褒められました!! - 結婚式へ出席するなら…この3点セット!
これで予算オーバーの心配はなくなります!!
⬜︎上記の「分かりいやすい言葉」へ変えて反応を見てみた
- 接客をしなくてもPOPを見たお客様の方から
話しかけてきて下さって
「試着してみたいです」
「本当にサイズピッタリ」
「探してました」
と、自ら選んで購入へ繋がることが多くなっていきました - POPを提示した瞬間から
「意外とお客様ってPOPを読んで下さる方が多いこと」
を目の前でその光景を見て体験してみて
「あの言葉はイマイチ伝わってないかぁ〜」
「伝わる言葉」
「伝わらない言葉」
徐々に分かるようにもなっていきました
⬜︎アコさんが「手書きのPOPを毎日書いてみて」感じたこと
- POPの「言葉の部分を変えるだけ」で売上にこんなに大きく影響を与えることだとは当時はまったく思ってもみなかったこと
- 人に対して「伝わる言葉」と「伝わらない言葉」があることを知ることができてよかったこと
- 実際にリアル店舗で『POPを手書きで書いて検証した経験』ができたからこそ『伝わる言葉があること』に気づくことができたこと
POPをつけるだけで売り上げは少しずつ確実に上がる!
アコさんが尊敬している藤村正宏さんの本やブログにも度々書かれていますが
小売店は『POPが価値を伝える道具になる』
藤村 正宏
アコさんもリアル店舗で「生でお客様がPOPを見ている瞬間を見たとき」に
パッと瞬時にこう思いました
『POPがお店にとって重要な働きをすること』
『POPの存在が接客をしてくれるスタッフの一人になること』
そして…
藤村正宏さんはブログ内でこうも言っています
小売店の場合…
- POPが売上げを決定すると言っても過言ではない
- 売上げを上げるためにはPOPは必須
- ほとんどのお客様が店頭で購入決定をしている〜という法則がある
藤村 正宏
上記の内容を読んだときに
アコさんが思ったこと…
藤村さんが言われている通り…
「POPで売上が決定するって本当だった」って実感できたこと!
( →実感せざるおえない状況を体験したからこそ分かった)
当時はびっくりしてたかも…
人の心理って分からないモノだなぁ…とも思った
だって…
よく考えてみてください!
「紙に言葉を書いただけ」
アコさん自身はそんなに接客をしていないのに…
お客様がご自身で勝手にPOPを読んで、
『自分の欲しい商品を選んでご試着して購入していること』
が、現実に目の前で起こっていたんですよ、ほんと目の前でっ!
しかも〜お客様から感謝までされました、
『ありがとうどざいました』って ( ´ ▽ ` )/
「体験したPOPを売る」
〜購入したお客様も体験を書いたお店側のスタッフにも、
なぜか『感動』が生まれていたこと✨
初めは…
「えっ!なにこれ、不思議な現象〜」
ってず〜っと思ってPOPを書き続けていたけど…
それもPOPを書いていけばいくほど…
まったく不思議ではなくなっている自分がいました
「商品の価値を正しく書いたPOPは売り上げが上がる」
そのことに自分で気づくことができたからこそ
お店へ行くことがどんどん楽しくなっていきました
がっつり接客をしなくても、
POPだけで売上が作れること
このことを知れたから
むしろ人間が接客しない方がいいのかも…
とさえ思った時期もありました
藤村正宏さんが本やブログ内で言っていた言葉の意味がようやく少しずつ理解できるようになっていきました
人間が接客すると… | それは「売り込み」みたいに捉えられてしまうこと |
POPだと… | それは「お客様自身にとって役立つ情報になる」こと |
まとめ
商品の価値は
『POPで伝えること』
「カンタンにできそうでカンタンにはできないこと」
商品の価値を決めるのは「お客様」
だからこそ〜
「分かりやすい言葉」で
「商品の買う理由を教えてあげるPOP」
を書かなくちゃいけない
しかも…
お客様へ「伝わる言葉」で
届けなきゃいけない
その「伝わる言葉がいったい何なのか」を探さなきゃいけない
カンタンに見つけられそうで
カンタンに見つけられない
「伝わる言葉探し」
POPって本当は
奥が深くて面白いし楽しいものなのかも…
今はそう感じています
その当時(2006年の後半)…
「伝わる言葉があること」に気づいてからは…
一点一点の商品を見直すことを心掛けていきました
もちろん、アコさん一人ではできるはずがなく…
スタッフ全員で毎日一点ずつ
「その商品の買う理由」を考えていきました
考えるっていうより…は…
雑談みたいな感じで営業中もスタッフみんなで
ガハハ笑いながら〜
『このワンピースってどこが”買う理由”なのかなぁ〜?』
『私の身長163cmでも着丈とか合いますかねぇ…』
『一度着用してみたら〜分かることがあるかも…』
『着てみて分かったんですけど…』
『どうだった?!』
『このワンピース、ウエストまわりはちょうど良いんですけど着丈が若干短いかも…みんなからみてどうですか?』
〜と、こんな会話を当時は
365日あったら250日くらいは…ほぼ出勤している日のほとんどを
「POP談笑?」にまわしてました
(→因みに「POP談笑」って言葉は勝手に今つけてみましたが、当時は上も下も年齢、地位とか関係なく”和気あいあい”に商品のことについて話しあってはPOPを手書きで書いて反応をみては書き直す作業をずっとほぼ毎日していました (´∀`*)/ )
当時を振り返っても
スタッフみんなで意見を出しあって
『あ〜でもない、こ〜でもない』
って世代も違えば価値観もまったく違う仲間
でもそれがかえって…
良かったことだったのかもしれません
こだわる部分も一人一人違ってみんなで意見を出しあって
「分かりやすい言葉」をみんなで探していく仕事…
「これが分かりやすい言葉です」みたいな模範解答は
そもそも初めから「存在しない」と思って言葉探しをしていたので…
このお店で、
この環境で、
この人通りの多い状態で、
「お客様がどう読み取るのか?」
「お客様がどう感じるのか?」を
いち早く売り手側の私たちが読み取ってキャッチしなきゃいけない…そう当時はみんな思っていたと思います
「分かりやすい言葉」が
たくさん集まってきた瞬間…
一つの商品をもう一度みんなで見て
『この商品の買う理由を考えてみる』
そうすると…
お客様の心に届く「分かりやすい言葉」が決まってくる
時々、個々の主張が強すぎて
言い合いになったり
口論になったりしたときもあったけど…
目的(ビジョン)が
みんな一緒だった!
『分かりやすいPOPで売上げを達成すること!』
『お店の中の商品をすべて売って〜』
『お店の中を”空っぽ”にすること』
みんなで手分けして
「手書きPOPを作っていた頃」が今ではとっても懐かしく感じます✨
※スタッフみんなで
「分かりやすい言葉って何だろうねぇ〜」って
それぞれが「分かりやすい言葉」を探しているときが一番楽しかったなぁ…
なんかみんながみんな…
キラキラしてたかも✨
(→個々の目はバッキバッキでもあったなぁ〜きっと、コワッ!)
あなたの貴重なお時間を使って最後まで読んでいただき
『ありがとうございました』 🙏
※下記にコメント欄があるので
これまでのお仕事で「POPについてのエピソード✨」があれば1つ教えていただけたら
アコさんの活力になります。